前回は空き家パスに査定を依頼し、茨城と長野の空き家に100万円の買取額が提示されたことについて記事を書きました。
査定額が高かったことも驚きでしたが、なにより空き家パスの対応が良く、東京の家にいながら査定をできたこともおすすめのポイントです!
こうして家族で話し合って空き家パスに買取の依頼をすることになりましたが、実は売主として色々な準備が必要になることが分かりました。
そこで、この記事では空き家を売却するための流れと必要書類について紹介します!
空き家売却に必要な書類
空き家を売却するためには売主として用意しておく書類があるので、スムーズに売却するためにも事前に用意しておくことがポイントです。
中には聞きなれない書類もあるので、慌てて家中を探すことがないよう、早めに準備しておきましょう!
身分証明書
身分証明書は顔写真であればよいらしく、運転免許証やパスポートがあれば十分です。
ただ、両方とも持っていない場合は年金手帳や健康保険証など、2種類を用意する必要があるので注意しましょう。
権利証(登記識別情報通知)
この書類は所有者を確認できる公的書類の1つで、今では登記識別情報通知と呼ばれており16桁の暗号キーによって保護されていますが、空き家は築年数が古いこともあり紙の権利証であることも多いです。
そのため、相続や贈与によって空き家を取得した際には、紙の権利証か緑色の登記識別情報通知も一緒に受け取ることがポイントです!
なお、権利証は一度発行されると再発行することができず、紛失したままでは空き家を売却することができません。
この場合、司法書士と事前に面談するという手続きが増えてしまい、費用も余分にかかってしまうため注意が必要です。
このようなトラブルを避けるためにも、空き家を取得する際には権利証が残っているか確認しておきましょう!
住民票
住民票は市役所で発行されますが、マイナンバーカードがあればコンビニでも取得可能です。
この書類に記載されている住所と登記されている住所が合致している必要があるらしく、もし住所が違えば住所変更の登記をした後に所有権を移転することになります。
つまり、通常の流れでは空き家の所有者から買取業者に所有権移転されるのが、所有者の住所変更登記をした後に所有権移転登記をするという2段階になってしまいます。
このような手続きを踏む必要があるため、所有権移転のタイミングまでに住民票を用意しておく必要があります。
印鑑証明書
印鑑証明書も住民票と同様に市役所やコンビニで取得できますが、そもそも印鑑の実印登録をしていなければ発行できません。
実印は車や家を購入するタイミングでしか使用しないことが多く、登録していない人も多いです。
しかし、空き家を売却する際には印鑑の所有者を明確にするために実印での押印が必要となることから、事前に実印登録しておくことがポイントです!
ちなみに実印登録したタイミングで同時に印鑑証明書を発行することができることから、時間がない人は市役所に出向き一度で手続きするのがおすすめです。
その他書類
相続や贈与によって空き家を取得した場合は、全部事項証明書を取得し内容を確認することをおすすめします。
なぜかというと、年数が古い空き家は前所有者も把握していない権利が付与されていることがあり、所有権を侵害する権利が付与されている場合は抹消する必要があるからです。
たとえば前の所有者が住宅ローンを組んで空き家を購入している場合、抵当権が残っている場合があります。
その場合は抵当権を消してから所有権移転する必要がありますが、住宅ローンを全額返済すれば勝手に消えるわけではなく、銀行に依頼する必要があるそうです。
また、抵当権以外にも市県民税の対応による差し押さえなどが登記されていることもあり、空き家の売却ができない状態になっていることもあります。
そのため、こうした問題をなるべく早い段階で解決するためにもまずは全部事項証明書を取得し、抹消すべき権利があれば書類の入手が必要になることを知っておきましょう!
空き家売却までの流れ
ここで、空き家を売却する流れを紹介します。
基本的には不動産会社の指示通りに対応すれば大丈夫ですが、全体の流れを知っておくことで安心して売却することができます。
また、ステップごとに用意しておく書類もあるので、後からバタバタ用意することがないようにチェックしておきましょう!
必要書類
空き家の買主が不動産会社でも一般人でも、まずは契約を取り交わすことからスタートします。
契約の時には身分証明書と認印、印紙を用意する必要があるので、前もって準備しておきましょう!(会社によって実印を指定されたり、印紙不要だったりするみたいです。)
印紙は契約書に貼る切手のような物で、契約金額によって金額が変わります。
自分で郵便局に行って購入する場合もあれば印紙代を当日持参し不動産会社に支払う場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
流れ
空き家を売却するために空き家パスを契約を取り交わし、引き渡しの時期や用意しておく準備物を確認します。
とはいっても、空き家パスは現況のまま買取してくれるので、全部お任せで進められます!
契約が終われば名義変更を依頼する司法書士にコンタクトを取り、登記費用の見積もりや必要書類を確認します。
これらの書類は司法書士に不動産売買契約と全部事項証明書、空き家の評価書を渡すことで入手することができ、依頼してから数日で回答があります。
ちなみに空き家パスには提携している司法書士が多くいるので、忙しい時期でもスムーズに手続きできます!
司法書士から必要書類の回答があれば、その書類を司法書士に送ります。
この時に用意するのは、印鑑証明書と登記識別情報通知です。
場合によっては身分証明書のコピーを求められることがあるので、事前に何枚かコピーしておくことをおすすめします!
書類が司法書士に届き、内容に問題がなければいよいよ引き渡しです。
引き渡しといってもほとんどの手続きを空き家パスが進めてくれていたので、指定口座に入金されるのを待って確認するだけで、やることはほとんどありませんでした。
売買代金の受け取りが終わったら、司法書士が名義変更の申請をして完了です。
ちなみに、引き渡しの際に渡される代金と各費用の明細は確定申告の際に使いますので、なくさないよう保管しておきましょう!
空き家パスの対応について
空き家パスのGoogle評価は2023年末の時点で4.8と非常に評価が高く、多くの人に人気がある買取業者です!
これほど人気がある理由として、丁寧な対応や家にいながら遠方の査定ができるという手離れの良さ、そしてなにより独自の査定によって高値がつきやすいという点があるようです。
また、空き家の売却をするための流れについてもしっかりサポートしてくれ、不用品の整理をすることなく安心して任せっぱなしにできます。
こうしたサービスがあるので、空き家の処分で困っている多くの人が利用しているのでしょう!
まとめ
空き家を売却するためには必要書類を確実に準備する必要がありますが、そのためにもどのような流れで売却が進んでいくのかを把握しておく必要があります。
ただ、空き家の売却に慣れている人は少ないと思いますし、途中で「次は何するんだっけ?」と迷ってしまう人も多いはずです。
そこで、そのような場合でも安心してサポートしてくれる空き家パスがおすすめです!
手軽に安全に空き家を処分したい人は、一度空き家パスに相談してみましょう!
空き家を所有することになった経緯、空き家パスに売るまでの経緯はこちらのブログにまとめています。
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